2009年11月21日

市民の手による陸舟奔車復元、活動の概要

ひこね自転車生活をすすめる会では、2006年から2007年にかけて、会員や市民の有志の手により「陸舟奔車」復元作業を行いました。

陸舟奔車とは江戸時代、彦根藩士平石久平次時光さんが発明し、一般に世界初の自転車として知られるフランスのミショー式の自転車に先駆けて実際に作られたと言われる、まさに世界初!?の自転車です。彦根図書館には設計図も残されており、梶原俊夫さんなどの専門家の研究により学会でも発表され、ビートたけしさんのTV番組で復元もなされ大変注目を浴びました。彦根図書館にそのとき製作された東京の船大工さんの手による木製自転車が寄贈され、現在彦根市内の「夢あかり館」にて展示もされていますが、私たちひこね自転車生活をすすめる会のメンバー及び市民有志は、実際に触れて乗って楽しめるものを作ろうと、作ってしまった次第です。

私たちの製作は素人作りで、細部は少々雑ではありますが、よく動き、小学校での展示や試乗などもこなして結構人気でした。ただ、鉄の軸と木の受けの部分がだんだん広がりがたがおおきくなってまいりましたので現在乗って楽しむのはお休み中・・・です。ひこね青年会議所の「ひこね少市民読本」のスタンプラリーでは作製がなされた花しょうぶ通り商店街にて展示がなされ(見落とす方も多かったかもしれませんが・・・)子ども達にも楽しんで頂けました。

ペダルがついて、車輪が回って、平地で漕ぐと以外にもするする走り出す、自転車の性能の高さを体験できる大変おもしろい乗り物です。その後自転車生活で「彦根リキシャ」を何種類も製作するはずみにもなった、私どもにとっては大変思い出深い「自転車」でした。

       


Posted by ひこね自転車生活をすすめる会 at 03:51Comments(0)陸舟奔車
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