・すろうじんの自転車生活日記(4)
自転車生活をするには当たり前のことだが自転車がいる。リタイアするまでは都会地に暮らしていて、自転車を使うことはほとんどなかった。家内が買物などで、いわゆるママチャリに乗っていただけである。車を使うことをやめたのだから、まず自転車を買わなければならない。
自転車店をやっている小中学校時代の同級生から、ママチャリを買った。これが1台目。そのうちにもともと家内が使っていた自転車がダメになったので、自分が使っていたものを家内用に回して、2台目を買ったのが7年前。これを今も使っている。変速機のついていないママチャリ(パパチャリ)で、買い物籠も荷台もついているので、もっぱら買物や近距離の移動に使っている。
当初はこれでサイクリングなどもやっていたが、変速機もついていないと坂道などはちょっと辛い。そこで5年ほど前にクロスバイクを買った(写真)。パナソニックがヨーロピアンスタイルのクロスバイクとして発売したもので、7段変速だが、結構乗り心地がいいので愛用している。遠出やサイクリングはもっぱらこちらを使う。
家内に回した自転車は3年ほど前に盗難に遭った。町内の自治会館に用事があって止めておいたものを10分ほどの間にもっていかれた。家内がカギをしていなかったためだが、昼間でもそんなに人通りがないところなのに、誰がもっていってしまったのだろう。後で近所の人に聞いたら、夜のうちに門扉をあけて自転車をもっていかれたこともあるとか。新しい自転車は要注意ですよ、といわれたが、盗られたのはそんなに新しいものじゃなかったのだが…。
そんなわけで、この10年足らずでわが家が買った自転車は4台ということになる。多いか少ないか、というと、もっぱら自転車生活をしているものとしては少ないかもしれない。だが、たかが自転車というなかれ。大事にして、できるだけ長く使うのが自転車生活者の心得というべきだろう。車中心の生活で、自転車などはあくまでも添え物と考えている人ほど扱いがぞんざいなのではないかなと思う。(すろうじん)
関連記事